地元産リンゴでウィーン菓子 茅野で料理教室

マイスターの伊東麻紀さん(右から2人目)から諏訪産リンゴを使ったウィーン菓子を習う参加者たち
諏訪地方の女性農業者でつくる農村生活マイスター協会諏訪支部は7日、「諏訪地域の食材で世界を知ろう」と銘打った料理教室を茅野市のゆいわーく茅野で開いた。午前と午後の部にマイスターや一般ら計20人が参加。地元産の旬のリンゴを使って、オーストリア・ウィーンの菓子アプフェルシュトゥルーデルを作り、地元食材の活用の幅を広げた。
マイスターの1人で花き農家の伊東麻紀さん=原村=が講師を務めた。アプフェルはリンゴ、シュトゥルーデルは渦巻きをそれぞれ意味すると説明。フライパンでいったパン粉やイチョウ切りした皮付きリンゴなどの具材を、薄く延ばした生地に載せて「日本の巻きずしのように、渦巻き状に巻いて作る」と伝えた。
リンゴは下諏訪町の松沢農園の「紅玉」「シナノゴールド」を使った。「生地の最初のこねが肝心。よくこねると失敗しない」と伊東さん。道具を使わずに生地を薄く延ばす方法も伝授した。試食した参加者は「生地サクサク、中身はとろり。とってもおいしいです」と笑顔だった。