オルゴールの日で、特別展示やWS すわのね

「いい音・オルゴールの日」を記念し、特別展示やイベントを開く「すわのね」
下諏訪町の「ニデックオルゴール記念館すわのね」は10日から、「いい音・オルゴールの日」(11月10日)を記念して、特別展示「暮らしの中のオルゴール 三大メーカー展」を開く。また、10日にはスペシャルライブやワークショップなど各種イベントを実施する。同館は「10日はグランゴールやディスクオルゴールによるスペシャルライブのほか、さまざまなイベントを用意している。オルゴールの世界を楽しんでほしい」と話している。展示は30日まで。
10日のスペシャルライブでは、オルゴール編曲者によるグランゴールの演奏や、ピアノとディスクオルゴール「オルフェウス」のコラボ演奏などを届ける。グランゴールは電子ピアノ用の鍵盤を弾くとオルゴールを演奏できる世界に1台だけのアコースティック楽器。曲目は「もみじ」や「ジングルベル」「モルダウ」などのほかジブリ作品の楽曲など、子どもから大人まで楽しめるプログラム。午前10時30分からおおむね1時間ごとに開き、各回約20分間。
同日は入館料が通常(大人1000円、小中学生500円)の半額になるほか、各種オルゴールを大特価で販売。松ぼっくりを使ったツリーオルゴール作りのワークショップ(1、午前10時30分 2、午後2時30分、定員各5人、要予約)もある。来館できなくても、10日までに同館インスタグラムにオルゴールの写真を投稿すると、抽選で5人にオルゴールをプレゼントする。
展示では、通常は公開していない19世紀後半に製造された、オルゴール三大メーカーのディスクオルゴール3台を特別展示する。いずれも家庭で使用されていた横置きタイプ。シンフォニオン・マニュファクチャリング社(米国)製は初展示で、複数のディスクを同時に回転させる仕組みで豊かな音色が楽しめる。
他には折り畳み式の上ぶたが特徴のレジーナ社(米国)製と、ベル12個を備えて華やかな響きを奏でるポリフォン社(ドイツ)製を展示する。いずれも要望すれば実際の音色を聞くことができる。
同館スタッフは「スピーカーが付いていないアンティークオルゴールの響きの違いを聞いてほしい。各台の細かな装飾にも注目してほしい」と話している。
問い合わせはすわのね(電話0266・26・7300)へ。