花と触れ合う花育実践モデル教室 南箕輪小

花育実践モデル教室でフラワーアレンジメントを体験する南箕輪小園芸委員会の児童たち
南箕輪村南箕輪小学校児童会の園芸委員会は9日、フラワーアレンジメントを体験した。県花きイノベーション推進協議会が、県内小学生に花と触れ合う機会を提供する「花育実践モデル教室」の一環。箕輪町松島のフラワーショップ「みのわ花園」代表の山口元樹さん(59)が講師を務め、児童たちに花がある豊かな生活を伝えた。
上伊那産のアルストロメリアをはじめ、カーネーション、ユーカリの3種類を用いてアレンジに挑戦。子どもたちははさみを使って茎を切った花を、思い思いにスポンジに挿して生けた。まず真っ赤なカーネーションを中央に配置。斜め挿しなどもしながらピンクや黄色のアルストロメリアを見映えするよう飾り付け、緑のユーカリでアクセントを加えた。
6年の児童二人は「初めてで難しかったけれど、デザインを考えたりして楽しかった。またやってみたい」と笑顔で話した。同委員会は今年度、「生き物と花で全校に笑顔を届けよう」をテーマに活動。学校の仲間が花を身近に感じられるよう多彩な取り組みを展開している。この日作った作品は学校の玄関に飾った後、自宅へ持ち帰る。
気候変動の中で農家が苦労しながら美しい花を育てていることも紹介した山口さんは「子どもたちそれぞれの作品に個性、感性がにじみ出ている。家へ持ち帰ったら家族で楽しみ、花があると和むことを感じてもらえれば」と目を細めた。