湖畔公園の鐘に愛称を 国際ソロプチ諏訪募集

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諏訪湖浄化と世界平和の願いを込めて「プチ・カリヨン」を鳴らす園児ら

国際ソロプチミスト諏訪は9日、諏訪市湖畔公園で記者会見を開き、野外音楽堂の最上段にあるプチ・カリヨン(鐘)の愛称を募集すると発表した。諏訪湖の浄化と世界平和を願う象徴として32年前に同クラブが設置したもので、近くの「すわせいぼ幼稚園」の年中児32人と鳴らし、「すてきな名前を付けてほしい」と呼び掛けた。

1991年のクラブ認証5周年記念の寄贈で湖畔にナナカマド115本を植樹したのに続き、その標柱として同年12月に信州大学諏訪臨湖実験所前に設置した。2012年12月には、初島を望む野外音楽堂の最上段に移設され、観光客などに親しまれている。

高さ約2メートル、直径約30センチのステンレス製。大きさの異なる鐘が3個付いていて、音色は大が「未来」、中が「現在」、小が「過去」を表している。湖畔公園内の石彫公園で開かれた諏訪湖国際彫刻シンポジウム(1978年)に携わった彫刻家、故横沢英一さんが制作したという。

同クラブは創設以来、霧ケ峰の自然保護や環境整備、諏訪湖の浄化に向けた活動に取り組んでいる。プチ・カリヨンに込めた思いとともに、SDGsに取り組む奉仕団体の活動を知ってもらおうと、愛称の募集を決めた。採用者には記念品を贈呈する。

河西滋子会長は「このようなカリヨンは日本に一つ。諏訪湖浄化と世界平和を願う鐘の響きが、諏訪湖の波に乗って広く行き渡れば」と願った。園児の散歩で湖畔公園を訪れるという同幼稚園教諭の八幡紀香さんは「すてきな名前をみんなで考えたい」と話していた。

応募は、はがきに愛称、住所、氏名、年齢、電話番号を記入し、「〒391 0002 茅野市塚原2の4の3 国際ソロプチミスト諏訪広報委員会金子悦子委員長」宛てに郵送する。12月25日必着。問い合わせは金子委員長(電話090・8845・2677)へ。

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