晩秋、染まる神戸山 諏訪

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紅葉が進む神戸山のカエデ。見比べる子どもたちのにぎやかな声が響いた

諏訪市四賀の神戸山で、カエデの紅葉が見頃を迎えた。諏訪湖を見下ろす高台に1500本近くが植わり、斜面を赤やオレンジ、黄色に染め上げている。9日は、近くにある四賀小学校の児童たちが見上げ、晩秋の景色を楽しんだ。

住民有志でつくる「もみじの里の会」によると、面積は約3.5ヘクタール。誇りの持てる郷土を次世代に残そうと、住民が里山の再生活動に取り組み、28年前から植樹して規模を広げている。イロハモミジ、ヤマモミジなどが植わる。昨年より5日ほど色づきが遅く、あと1週間は見頃が続くという。

元会長の小沢正敏さん(86)は「朝晩の寒さで紅葉が進み、美しさを増した。住民が手を掛けて育ててきたので、大勢の人に見てほしい」と呼び掛けている。コロナ禍の影響で会の恒例行事「もみじ祭り」は今年も中止する。

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