映画「チャレンジド」 諏訪で12日上映会

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ポスターを手に映画「Challengedチャレンジド」の上映会への来場を呼び掛ける支援する会のメンバー

知的発達障がい者を主人公にしたドキュメンタリー映画「Challengedチャレンジド」の上映会が12日、諏訪市文化センターで開かれる。映画に出演した和太鼓チーム「瑞宝(ずいほう)太鼓」(長崎県)の演奏をはじめ、地元福祉施設のバザーや絵画展、楽器や太鼓のステージ発表もあり、障がいのある人たち(チャレンジド)が社会の中で自分らしく生きる姿を紹介する。入場無料。

映画「チャレンジド」は、瑞宝太鼓のメンバーが世界的な芸術祭に出演するまでの舞台裏を追ったドキュメンタリー。知的障がい者に寄り添った作品を撮り続けている小栗謙一監督がメガホンを取り、多くの人の寄付で2020年に完成した。昨年11月に岡谷市で上映したが、「多くの人に見てもらいたい」と市民有志が支援する会を立ち上げて、2度目の上映を企画した。

当日は、午前11時から諏訪市文化センターホワイエで福祉施設のバザーが行われる。岡谷市の就労継続支援B型事業所「グラン・ジュテあい工房」の利用者が機織りの実演とバザーを繰り広げるほか、ダウン症を持つ画家、浜昌平さん(44)=茅野市玉川=の絵画展も開かれる。

映画上映は午後1時から。映画製作委員会の近衞やす子代表が来場し、あいさつする。映画終了後のステージには、地元の太鼓グループ「御諏訪太鼓保存会湖響龍夢(こきょうりゅうむ)」が登場するほか、諏訪養護学校の卒業生を中心に編成する音楽バンド「かっこうの会」のメンバーと保護者、教職員が楽器演奏を披露する。瑞宝太鼓の演奏は午後3時から行われる。

支援する会の渡辺芳紀代表(81)は「地元の皆さんにもこの映画の制作のために寄付をしてもらった。誰でも仕事ができる社会、障がいを持った人と共生する社会をつくっていきたい。この映画を見て元気と勇気を持ってもらえたら」と話している。

問い合わせは、ライフプラザマリオ内の支援する会事務局(電話0266・28・8740)へ。

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