黄金色の回廊 黄葉ひらひらと 諏訪の片倉館

イチョウの黄葉に彩られた片倉館
諏訪市湖岸通りの片倉館の庭園で、イチョウの黄葉が盛りを迎えている。風に散った落ち葉が積もって黄金色の回廊となり、国重要文化財の建造物を彩っている。
建物が竣工した1928年以降に植栽し、赤く彩るカエデを含めて30本近くが植わる。同館によると、イチョウの黄葉に続いて、カエデの色づきがこれから進むという。温泉浴場棟入り口では、午後5時30分から同8時ごろまで木々をライトアップしている。
近くに住む会社員の窪田幸平さん(38)はわが子を連れて散策に訪れ、「黄色い葉が一面に広がり、風情があっていい」。2歳の次女は、
母親にプレゼントしようと落ち葉を選んでいた。