諏訪地方今季一番の冷え込み 装い初冬へ

紅葉が深まり季節の移ろいが感じられる地蔵寺の庭園
14日の県内は晴れて放射冷却現象が強まり、各地で今季一番の冷え込みとなった。長野地方気象台によると、県内30観測地点のうち、28地点でこの冬の最低気温を更新。諏訪でも氷点下1.5度、原村で同4度といずれも12月上旬並みの朝となり、0度未満の冬日になった。
諏訪市岡村にある地蔵寺の庭園では、朝晩の寒さでドウダンツツジやカエデの紅葉が深まり、初冬の装いに向かっている。日本百庭園の一つとされ、諏訪地方では数少ない江戸時代初期の様式。コイが泳ぐ池泉、切石から流れ落ちる清水の光景とともに風情を醸し出している。同寺は「これから木々の冬囲いが始まり、雪景色も楽しめるようになる」と話す。
15日の諏訪地方はおおむね曇りで、諏訪の朝までの最低気温は氷点下1度の見込み。