飯島町長選終盤情勢 唐澤氏先行、追う下平氏

LINEで送る
Pocket

長野日報社は16日までに、任期満了に伴う飯島町長選(19日投開票)の出口調査を基に終盤情勢をまとめた。これまでの取材も加味すると、新人で前町副町長の唐澤隆氏(66)=無所属、田切北河原=が先行し、現職で2期目の下平洋一氏(72)=無所属、飯島岩間=が追う展開になっている。ただ、投票先を決めていない有権者も一定程度いるとみられ、浮動票の行方を含めて情勢は流動的だ。

町内のほぼ全域を網羅する後援会組織を軸に戦う唐澤氏は、保守層から無党派層まで幅広い支持の広がりを見せる。大票田の飯島をはじめ、地元の田切など全域に支持を拡大。共産党などの支持層にも浸透し、年代別でも60、70代を中心に幅広く支持を集める。投票した理由は「人柄」「公約・政策・主張」を重視する層を引き付けている。

同じく町内全域に広がる後援会組織で戦う下平氏は、保守層を中心に支持を拡大。地元の飯島から支持を受けるほか、七久保からも票を集める。年代別では唐澤氏と同じ60、70代を中心に各世代から支持を獲得。自民、公明のほか、立憲民主党の支持層からも支持を得る。投票理由は「行動力」「実績・経験」「公約・政策・主張」が多い。

調査項目のうち「投票した理由」は「人柄」が35.5%と最も多く、次いで「公約・政策・主張」が23.9%、「行動力」が12.4%、「実績・経験」が11.1%。また「現町政の評価」は「まあ評価する」が40.2%、「あまり評価しない」が21.8%、「評価する」が19.7%、「評価しない」は10.3%で、「どちらでもない」が8.1%となっている。

調査方法 期日前投票所の飯島町役場で投票を済ませた有権者を対象に、告示後の15、16の2日間、対面で調査した。有効回答数は234人。

おすすめ情報

PAGE TOP