”東の森”で園児と交流 西箕輪中生

園児に射的のルールを教えて一緒にチャレンジする西箕輪中3年東組の生徒ら
西箕輪中学校(伊那市西箕輪)の3年東組28人は16日、地域と学校をつなぐ交流イベント「あつまれ東の森」を同校で開いた。コロナ禍で多くの制限を経験してきた思いをばねに触れ合いの場づくりとして企画。来場した地元の園児たちと一緒にボウリングや工作にチャレンジして、にぎやかなひとときを過ごした。
この日は西箕輪と西箕輪南部の両保育園から年長児39人が来場した。射的では的に当たるように生徒が園児に寄り添ってアドバイス。ペットボトルのピンを倒すボウリングも白熱した。「スライム」作りなど工作でも遊んだ。
園児は「楽しい」「(生徒が)優しかった」などとうれしそう。保育士も園児の年齢に合わせた内容に感心して「中学生も企画することで学ぶことがあると思う」と話していた。
保育園との打ち合わせや当日の案内を担当した生徒(15)は「自分たちの企画を受け入れてくれた保育園の先生の優しさに触れた」と準備を振り返り、「不安はあったけど、それを消し飛ばすように園児たちが楽しんでくれている。自分たちに自信が持てた」と話していた。