大型看板3代目完成 豊平小6年生中心に制作

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卒業生らと除幕式を行い大型看板の設置を祝う6年生

今年度開校150周年を迎える茅野市豊平小学校で、6年生(35人)が中心になって先輩らと建て替え作業を行った国道152号(メルヘン街道)沿いの大型看板が完成し16日、現地で除幕式があった。40年前に当時の6年生によって初めて建てられ、3代目となる看板。この先、10年、20年と受け継がれることを願い、設置を祝った。

最初の看板は1983年の校舎改築の際に、取り壊した階段で作ったという。98年に修復されたが、さらに25年が経過し劣化が進んだため、150周年実行委員会環境委員会が記念事業の一環でリニューアルを決めた。

新看板は7枚のカラマツ材を組み合わせた横4メートル、縦1.7メートル。夏休みに制作を開始し、保護者の協力も得ながら計4回で、防腐などの塗料を塗ったり、のみで文字を彫って白のペンキを入れたりし、当初と同じ「八ケ岳ノ自然ヲ大切ニ 豊平小児童会」の文字と八ケ岳の稜線、1983、98、2023の制作年を刻んだ伝統の看板を復活させた。裏面には全校児童212人がマジックで名前を書いた。

看板の場所は、メルヘン街道「塩之目区入り口」の丁字路にある朝倉石油のガソリンスタンド敷地。厚意で40年間、借りている。

序幕式には6年生と、過去2回の看板制作に携わり今回の協力者でもある保護者の小平政智さん(53)、小平一磨さん(38)、渡辺綾委員長(47)が参加。児童が見守る中で覆った幕が落されると拍手が湧いた。

小平政智さんは「歴史を継ぐ看板。次の建て替えは皆さんにお願いします」とあいさつ。児童の山名夏織さんは「結構大きくて見栄えがする。建て替えのときは協力したい」と話していた。

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