赤穂小4年2組とキルギス児童オンライン交流

後方のスクリーンに映るキルギスの小学生と一緒に記念写真を撮る赤穂小4年2組の児童
駒ケ根市赤穂小学校4年2組の児童27人は17日、教室と中央アジア・キルギスの学校をオンラインで結び、現地の小学生と交流した。児童は覚えたてのキルギス語で一人ひとり自己紹介し、両校の学校生活を紹介する動画を鑑賞し合うなどして互いの文化に触れた。
2組の児童は今年、赤穂小を訪れた外国人教師と相手の言語であいさつを交わし、外国語でコミュニケーションが取れた喜びを経験。「また外国の人と話したい」と思ったという。複数の国を調べるなど交流先を探していたところ、市内にある国際協力機構(JICA)駒ケ根青年海外協力隊訓練所の協力でキルギスとの交流が決まった。
同訓練所で今年3月に訓練を修了した隊員が派遣されているナリン州コチコル県コチコル村のアラバエフ学校の5年生と交流した。子どもたちはパソコン画面の前に立ち、「こんにちは」を意味する「プリビエット!」と元気にあいさつ。「私は猫が好き」「僕は野球が好き」などとキルギス語で自己紹介した。
キルギス側の自己紹介を聞く場面では事前に覚えた相手児童の名前を呼び掛け、この日が誕生日という子に向けてバースデーソングを歌うなどにぎやかに交流。けん玉やこま回しなど日本の伝統遊びも披露した。キルギスの学校は宿題がないと知り、「キルギスに行きたい」と盛り上がる場面も。 交流を終えた教室には「楽しかったー」と満足げに話す声があふれていた。
練習を重ねたこま回しを発表した山本新君は「めっちゃ緊張した。交流は面白かった」と感想。12月にも同校と交流する予定で、五十川快奏君は「フルーツポンチを作って披露する予定」と次回を楽しみにしていた。