リンゴ収穫とアップルパイ作り 菓子庵石川

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収穫したリンゴを使いアップルパイを作る伊那中の生徒

伊那市荒井の菓子庵石川は19日、伊那中学校2年生の生徒2人とリンゴの収穫とアップルパイ作りを行った。地元の農産物の収穫から菓子作り体験を通して、古里の魅力を体感してもらう機会とした。

子どもたちに地域の魅力を伝えようと同店が進める「伊那谷のたからものプロジェクト」の一環。収穫体験と菓子作りはコロナ禍前は市などと共同で行っていたが、昨年からは同店独自で、同店で職場体験をした同校の生徒に声を掛け実施している。

参加した2人は石川信頼社長(39)と南箕輪村のたなか農園で、酸味が強く加工向けの品種とされる「グラニースミス」を収穫。その後、同店のアルプスファクトリーで、石川社長に教わりながら収穫したリンゴを切ってほかの材料と煮て、それをパイ生地で包むなどして、アップルパイを作った。

2人は「実際に作ってみると難しかったけど、いい経験になった。もっといろんな人に地元のおいしいものを広めたい」「いつも食べるお菓子がこんな風に作られていると分かってうれしかった」と感想。石川社長は「大人になった時に古里を思い出す一つのきっかけになれば」と話していた。

同店では11月末ごろから数量限定でアップルパイを販売する。

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