第1弾は「生き物編」 上伊那教育会所蔵品展

上伊那地域で見られる生き物の剝製と標本が並ぶ上伊那教育会所蔵品展
2023年度上伊那教育会所蔵品展(郷土研究部自然委員会協力)「上伊那の自然~生き物編」が、伊那市荒井の市創造館1階特別展示室で開かれている。今回から自然分野の所蔵品を展示。上伊那地域で見られる生き物の貴重な剝製と標本計約20点が並び、来館者の目を引いている。26日まで。
地域文化の発展向上に寄与できればと毎年1回開く所蔵品展では、昨年度までの8年間「伊那谷の生んだ芸術家たち」として美術作品の展示を行ってきた。今年度からは、数多く収蔵されている自然分野を取り上げ、1回目となる今回は生き物に焦点を当てた。
会場には上伊那で捕獲されたツキノワグマの子熊2頭やキツネ、テンなどの動物とカラスやオナガ、カケスといった鳥の剝製、絶滅危惧種に指定されているミヤマシジミや日本の特産種ヒメギフチョウなどのチョウの標本がずらり。それぞれ生態や生息地などが書かれたパネルと共に紹介されている。
同教育会は「剝製や標本を間近に見て、豊かな上伊那の自然を改めて感じてもらえたら」としている。
観覧は無料。時間は午前10時~午後5時。21、24日は休館。問い合わせは創造館(電話0265・72・6220)へ。