ニュース回顧 保育園と地域の未来を考える会

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伊那市高遠町の長藤・三義・藤沢地区で、住民グループ「高遠第2・第3保育園と地域の未来を考える会」が活動を始めて1年半になる。保育園存続のための園児確保に連動して行っている子育て世代の移住者受け入れの活動は実を結び、同会の仲立ちで今年は2組が同地区に移り住んだ。移住は同会発足以来3組目で、来年には4組目がまとまりそうだという。

同市の規定だと、2年連続で定員の半分に満たない保育園は翌年度から休園となる。定員45人の高遠第2・第3保育園は2015年度に定員の半数を割り込み、これを受けて、保護者や地元住民らが同年6月、同園存続に向けた考える会を発足させた。休園を回避した今年も活動を続け、園児の掘り起しや、地域活性化、長期的視点からの定住対策に取り組んでいる。

今年度は移住を考えている子育て世代を都会から呼び込もうと、暮らしや子育てに関する情報をまとめた冊子「信州高遠すみかたろぐ」を独自に作成し、配布を開始。首都圏での情報発信も行った。

12月18日には、県が東京・銀座の銀座NAGANOで行った「しあわせ信州やまほいくセミナー」に参加。同会メンバーらが、信州やまほいく認定園の同園の自然保育の様子や、移住者の体験談を都会の人たちに伝えた。セミナーには10組約20人が来場。同市高遠町への移住に関心を示す家族もあり、2組がその後の個別相談に残り、うち1組は年内に現地見学に訪れることが決まった。

同園に通う園児は現在23人で、年長7人が来年3月で卒園する。同会によると、来春の新規入園は7人を上回る見通しで、園児確保でも一定の成果を上げている。同会は地域活性化にも力を入れている。伊藤岩雄会長(66)は「今後は保育園を卒園した子どもたちが通う高遠北小学校や、同校のPTAとの連携も模索していきたい」と話している。

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