大谷選手記念ペン 販売開始を諏訪市長に報告

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大谷翔平選手の記念ペン販売を金子ゆかり市長に報告する丸安精機製作所の笠原昇社長、長峰偉紘取締役(右側)とエンスカイの池田浩担当部長(左側)

米大リーグで2度の最優秀選手(MVP)と本塁打王を獲得した大谷翔平選手の記念ボールペンを開発した金属部品加工の丸安精機製作所(諏訪市豊田)と、企画販売会社エンスカイ(埼玉県)の関係者が20日、諏訪市役所で金子ゆかり市長に販売開始を報告した。市長は「地元の企業の努力が花開いた。市としてもうれしいニュース」と快挙をたたえた。

同製作所の笠原昇社長、記念商品開発リーダーの長峰偉紘取締役が訪問。格子状に一筋一筋を削り出す看板技術のローレット加工で仕上げたMVP記念、本塁打王記念の2種類のペンを披露した。中身の軸を交換することでシャープペンにでき、「大谷選手の二刀流を体現した」(長峰取締役)と説明した。

エンスカイはアスリートのライセンス商品を企画販売する会社で、先駆者の野茂英雄投手から日本人メジャーリーガーの商品を手掛ける。

池田浩担当部長は、大谷選手にふさわしいペンの開発に当たって日本中を探し、ローレッツのブランド名でローレット加工を施した筆記具を販売する同製作所にたどり着いたと報告。「出来上がるまでの物語性を重視した。切削加工の技術を生かし、筆記具に挑戦する姿勢も大谷選手と重なった。(同製作所と)一緒にやれば、いい製品を作れると確信した」と語った。

各1700本限定。17日から予約受注販売が始まり、真鍮のMVP記念は6~7割埋まったという。市長報告に続く会見で長峰取締役は、地域ブランド「SUWAプレミアム」で製品の開発や発信を後押ししてくれた諏訪市を含め多くの関係者とローレッツ愛用者に感謝。「恩返しができるきっかけをいただいた」とさらなる飛躍を誓っていた。

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