創作童話や詩37編を一冊に 小松さん本刊行

LINEで送る
Pocket

創作の童話集「諏訪の物語」を発刊した小松郁俊さん

諏訪市中洲神宮寺、小松内科クリニック院長の小松郁俊さん(76)は地元・諏訪に根差した創作童話・詩集「諏訪の物語」を発行した。これまでに著した作品を一冊にまとめて物語29編と詩8編を収録。「私たちが生まれ育ち、生きてきた時代、暮らしをあるがままに描いた。子どもから”昔子どもだった”人まで広く読んでもらえたら」と話している。

物語の創作は中学生の頃から親しみ、「一つの風景、場面からポッとストーリーが湧いてくる」。書きためた作品を本にしたい-と長らく温めてきた思いを実現させた。

諏訪湖、野山の自然とともに生きる諏訪の人、動植物の営みをモチーフにし、オオカミや霧ケ峰の地名になったカエルなど地元に伝わる昔話から令和の現代の暮らしまで臨場感豊かに描写。「私と同世代の人には懐かしく、今の子どもたちには新鮮だと思う」とする。

「酔っぱらいのお医者」を主人公にしたシリーズもあって、柔らかでユーモアをちりばめた文章に小松さんの人柄がのぞく。物語の挿絵は神宮寺在住のイラストレーター、谷澤信憙さんが手掛けた。

民間伝承について、「かつて私たちが大人から聞いた昔話もいつの時代かに誰かが作ったお話。聞いた人が自身の体験を交えて話を加えたり、変えたりして変容していくものだと思う」とし、「私の物語も諏訪の風物、私たちが暮らしてきた日常を伝える一助になれば」と小松さん。「孫が寝る前に読み聞かせをせがんで、喜んで聞いているそうだ」と”手応え”を得ている。

A4判、全85ページ。販売価格は3000円。同クリニックで販売している。問い合わせは同クリニック(電話0266・53・7631)へ。

おすすめ情報

PAGE TOP