山火事被害マウイ島 原田泰治さん作品で支援

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CFに向け原田泰治さんの作品の複製画(右)とピエゾグラフを紹介する美室さん(右)

今年8月の山火事で甚大な被害を受けた米ハワイ州マウイ島の復興を支援しようと、諏訪市出身の画家、故原田泰治さんの作品を使い、インターネットを通じて支援金を募るクラウドファンディング(CF)が行われている。返礼品には、島の大木を描いた「ジャカランダの丘」の複製画などが届く。目標金額は1000万円。22日現在で9割を超える990万円が寄せられ、高い関心が集まっている。

プロジェクトは、原田さんと親交が深かったシンガーソングライターのさだまさしさんが設立した公益財団法人「風に立つライオン基金」が立ち上げた。島内陸部の町クラで、原田さんとともに丘を訪れたさださんは、作品と同名の楽曲を制作。2人にとって風景や風土を愛した思い入れの深い場所になっている。

さださんによると、100号の大作を仕上げた原田さんが、複製画を丘にある牧場の所有者に届けたところ、牧場主は「有名な木だが、作品を見せに来たのは君が初めて。日本人はあまり好きではなかったが、今、好きになったよ」と笑顔に。美しい自然が広がり、優しくて温かな人たちが住んでいるマウイ島。大規模な山火事で島西部ラハイナは壊滅的な被害を受け、クラでも家屋が焼けたという。

CFの寄付金は3000円から5万円までで、作品入りの絵はがきが届く。返礼品のあるコースでは、額入りの複製画が1万2000円、デジタル技術で精巧に再現されたピエゾグラフ3号が12万円となり、購入額のうち4000円から5万円が寄付に充てられる。

CFは原田さんの長女美室さん(50)が、さださんからの提案を受けて実現した。「マウイ島を何度も訪れ、父とさださんにとって特別な場所になっていた。ジャカランダの丘や木が無事なのか、気がかりでならない」と美室さん。「父も山火事に心を痛め、少しでも力になれればいいと、あの世から応援していると思う」と話した。

CFの締め切りは来年1月15日。申し込みはウェブ(アドレスhttps://ubgoe.com.projects/522)へ。

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