2023年11月25日付

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車を運転していてヒヤリとした経験がある人は少なくないだろう。日の入りがだいぶ早くなり、午後5時前には辺りが暗くなる。薄暮時(夕暮れ時)は車のドライバーも歩行者も一層注意が必要だ▼薄暮時とは日没時刻の前後1時間を指す。警察庁のまとめだと、交通死亡事故は日の入り時刻と重なる午後5~7時台に多く発生し、自動車と歩行者が衝突する事故が最も多い。とりわけ、道路の横断中が約9割。夕方の時間帯は無灯火の車も目に留まる。自分の車の存在を他のドライバーや歩行者に知らせるためにも「早めの点灯」を▼県警は薄暮時や夜間の交通事故防止を目的に11月末まで「サン(3)セット作戦」と題した啓発活動を展開している。夕暮れ(サンセット)にちなんだ取り組み。▽早めのライト点灯▽反射材の着用▽ハイビームの活用│をセットに、今の時季に増える歩行者と車の事故への注意を呼び掛けている▼歩行者は懐中電灯など光るものを持つのが一番だが、かばんや靴に反射材を着けるのも「かなり効果がある」と署員。実際に着けてライトを当ててみると、なるほどよく目立つ。相手から見えることは、自身の安全にもつながる。ライトの早めの点灯も同じである▼12月を前に何かと慌ただしくなり、職場や学校からの帰宅時間と重なる薄暮時は気もそぞろ。自分の身は自分で守るという意識と行動で、穏やかな夕暮れにしたい。

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