西街道で大型車規制へ 事故や振動、騒音軽減

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諏訪湖西側の集落内を通る県道岡谷茅野線(西街道)で、大型車の通行制限が新たに行われる。岡谷市湊の「小坂交差点」と諏訪市湖南の「中洲神宮寺交差点」からの大型車の進入を終日禁止する内容。規制開始の時期は未定で、県と県警、諏訪市、岡谷市、地元関係者が協議して決める。並走する新川バイパスに大型車を誘導することで、交通事故や振動、騒音の軽減を図る狙いだ。

規制の内容は「指定方向外進行禁止(終日)」で、小坂交差点は諏訪市方向への右折を、中洲神宮寺交差点は岡谷市方向への直進をそれぞれ禁止し、西街道への進入を制限する。対象車両は大型自動車、大型特殊自動車、特定中型貨物自動車(路線バス除く)。二つの交差点間にある石舟渡、豊田有賀、湖南大熊の各交差点は通行可能とし、沿線の事業所に大型車が行き来できるようにする。

24日夜、諏訪市の湖南公民館で地元説明会があり、沿線の区役員や事業者ら約20人が出席した。県警と県、市の担当者が規制内容や路面標示の整備などについて説明。大型車が出入りする沿線の事業者からは、通行許可証の発行や新川バイパスの整備促進、湖南大熊交差点の改良と橋の拡幅を求める意見が相次いだ。

西街道は集落内を通る道路で小中学校の通学路にもなっており、湖南・豊田では2002年から10年間で高齢者6人が横断中にはねられて亡くなった。沿線住民は通過する大型車の振動や騒音にも悩まされている。

地元は03年に沿線住民600人分の署名をまとめ、05年と12年に道路改良や交通規制を求める要望を提出。小学生の列にトラックが突っ込んだ千葉県八街市の交通事故を受けて、抜本的な対策を求める機運が再燃し、湖南地区区長会と西街道交通問題を考える会が昨年7月、規制を求める要望書を再提出していた。

説明会終了後、西街道交通問題を考える会の藤森和重会長(76)は「活動を始めて四半世紀。大型車の通行規制ができることに安堵している。交通事故の減少と騒音、振動の解消につながれば」と期待。宮下克彦県議は「地元関係者の努力と協力のたまもの。コミュニケーションを取って進めて」と語り、諏訪市の樫尾政行建設部長は「事業者の合意形成と地域住民への周知を図りながら、警察、県、地元と連携協力し、一日も早く安全安心な環境に改善したい」と述べた。

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