ニュース回顧 相次ぐ交通死亡事故

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県内各地で交通死亡事故が相次ぎ、諏訪地方でも前年を大きく上回る犠牲者が出ている。夜間に外出中の高齢者が犠牲になる事故が目立ち、警察など関係機関は高齢者を重点に対策を強化した。

諏訪地方で発生した交通死亡事故は14件、死者14人(25日現在)で、前年同期比8件、8人の大幅増。内訳は諏訪市、茅野市、岡谷市が各4件、下諏訪町1件、富士見町1件となっている。

死亡事故のうち高齢者が犠牲になったのは10件を占める。このうち6件は歩いていて事故に巻き込まれ、いずれも暗くなった時間帯に発生した。共通点は「高齢者」「歩行者」「夜間」だ。

一方、高齢の運転者による死亡事故もあった。3月1日、諏訪市内の上川マレットゴルフ場でプレー中の男性(76)が道路を外れて侵入してきた男性(77)の軽自動車にはねられた。

子どもが犠牲になる事故も起きた。2月16日、岡谷市内で中学1年の女子生徒が貨物トラックにはねられた。事故後、同市教育委員会は市内の全中学生に夜光反射材たすきの着用を徹底させるなど通学時の安全対策を強化した。

死亡事故の多発を受け、5月に茅野署の要請で管内の茅野市、富士見町、原村が、11月には諏訪市がそれぞれ「交通死亡事故多発非常事態宣言」を発令。関係機関と協力して街頭啓発活動を展開し、事故抑止を図った。

県内では1月15日、大学生ら15人が亡くなる「軽井沢スキーバス転落事故」が発生。県交通安全運動推進本部は同19日に「交通死亡事故多発警報」を発令し、事故抑止へ広報活動を強化した。今月25日現在で死亡事故は105件、死者120人、前年を38件、51人も上回り、事態は深刻だ。

諏訪署交通課の今溝隆課長は、「来年も引き続き高齢者の事故抑止を念頭に関係団体と力を合わせ、夜光反射材の配布を進め、夜間の外出をなるべく控えるようにと訴えるなど注意喚起してきたい」と話している。

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