環状北線延伸事業 伊那市山寺~中央間に着手

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伊那市山寺と中央をつなぐ橋を新設する天竜川の建設現場。県は国道153号と竜東線を結ぶ環状北線の延伸工事に着手した

県は、伊那市北部の環状北線(県道伊那インター線)の延伸事業として、天竜川に架ける橋の新設を含む同市山寺~中央間の新規道路(延長625メートル)の建設に着手した。現在は橋台と橋脚の整備を進めており、同区間の完成は2026年度を目指す。国道153号と県道伊那辰野停車場線(通称・竜東線)をつないで交通をスムーズにし、市街地の渋滞緩和につなげる。

環状北線は、中央道伊那インターと国道153号に直結し、一部4車線で交通量が多い。延伸ルートの全長は、伊那市山寺の同国道水神橋西交差点と同市上の原の伊那バイパス(今後延伸)を結ぶ約1.6キロ。竜東線を立体交差で横切るため、環状北線の天竜川左岸橋取り付け部と竜東線を接続する「中央北町線」を設ける。

延伸事業は二つに分け、水神橋西交差点から天竜川右岸、橋、中央北町線の区間を先行させる。この区間は2車線で、歩道や植樹帯を含む全幅は約16メートル。無電柱化事業とする。新設の橋は全長105メートル。周辺の堤防道路も付け替える。事業費は約45億円。国の交付金を活用する。

先行区間は18年度に事業化した。測量や用地買収などを進め、今年10月末に工事着手。今年度事業として天竜川左岸の橋台や橋脚を建設し、来年度事業で右岸部に取り掛かる。用地取得はほぼ終了していて、建物の解体など目に見える形の工事が増えていくという。同線の延伸は、跨線橋として整備した同市御園交差点~水神橋西交差点間が完成した07年度以来となる。

県伊那建設事務所整備課は「国道と竜東線がつながって利便性が増す。市街地の渋滞緩和を図りたい」と早期完成を目指す方針。工事に伴う堤防道路の通行止めなどへの協力を求める。

もう一方の延伸事業の天竜川左岸橋取り付け部~伊那バイパス間は、設計や測量を終えて来年度に用地買収に入る予定。完成は29年度の計画で、事業費は約46億円。上の原の旧陸軍伊那飛行場・飛行機格納庫基礎コンクリートの遺構がルート上にかかるため、市教育委員会が移設を前提に保存を図る方針を示している。

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