全国植樹祭の諏訪地区行事 豪雨崩壊地に苗木1500本

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10年前の7月豪雨による岡谷市湊の山腹崩壊地で、第67回全国植樹祭・諏訪地区植樹行事を5月28日に行う実行委員会は10日、2回目の会合を諏訪市内で開き、開催方針や行事内容を固めた。参加者の枠を当初予定していた300人から400人に拡大し、約1500本の苗木を植える方針。災害に強い森林づくりの大切さを再認識してもらう機会とし、官民一体の森林整備の加速につなげる。

植樹会場は豪雨で最大の山腹崩壊が起き、治山工事が行われた本沢川の最上流部。行政や林業関係者、みどりの少年団活動をする児童生徒、今月下旬から募る一般参加者らが集まり、針葉樹と広葉樹が混じる森林を目指して、0.5ヘクタールにコナラやカエデ、モミなどの苗木を植える。

地域の小中学生や個人団体が育てた苗木を主に植え、諏訪湖のヒシを原料とする堆肥も活用する。会合では「信州カラマツの良さや、間伐の大切さもPRしてほしい」との声があり、事務局の県諏訪地方事務所林務課は「植栽樹種にカラマツを加えることを前向きに検討する」とした。

午前10時開会。記念標柱の建立や、少年団を対象とする森林教室も行う。荒天の場合は湊小学校体育館で開く。

2006年7月の豪雨災害で岡谷市では、15~19日の総雨量が約400ミリに達し、小田井沢川、志平川流域などで土石流が発生。8人の犠牲者が出た。治山工事後、地元区や子どもたちが植樹活動などを続けている。事務局は、被災状況や復旧への取り組みを掲載したパンフレットを作成すると報告。住民が主体となった湊地区の森林づくり・山地防災活動を広く紹介したいとした。

実行委は地方事務所や諏訪6市町村、関係団体の代表者で構成。会長の浅井秋彦・地事所長は「しっかりと成功させて、諏訪地域の森林づくりの機運醸成につなげたい」と話した。

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