2023年12月1日付

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松本市の中心市街地にある「松本パルコ」。1984年に開業し、松本の象徴として存在してきたが、地方経済の落ち込みやネット通販の広がりで売り上げが減少し、施設の老朽化も相まって2025年2月に閉店することが決まった▼長きにわたって続いている「長野VS松本」論争でよく耳にするのが「松本にはパルコがある」という言葉。若者ファッション発信地とされる渋谷にある店が松本に存在することは松本市民にとっての誇りであり、愛着もあったのだろう。そんな店の閉店には一抹の寂しさを感じる▼コロナ禍を経験したサービス業界は変革期を迎えている。近年人手不足が顕著となり、人材確保は悩みの種。24時間営業が売りのコンビニだが、特に深夜のアルバイトが確保できず、営業形態が見直されるとの報道も。人手不足ゆえか、利用者が多かったはずのファストフード店が閉店するケースもある▼身近でも下諏訪町のあるコンビニが24時間営業を廃止し、辰野町のお弁当屋は閉店した。各地の商業施設のテナントも借り手がつかないところもあると聞く▼考えてみれば実店舗に行かずとも何でも購入でき、配達してくれる時代。サービス業の在り方も変化して当然なのだろう。しかし物流の要の運送業は運転手不足で、製造現場もまた人手が足りない。労働力不足は社会の大きな問題で、これからの日本経済発展に暗雲が立ち込めている。

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