キルト作品歴代受賞者の軌跡 原田泰治美術館

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最優秀賞に輝いた滝澤さんの「セントラルパーク」などが並ぶ会場=原田泰治美術館

諏訪市原田泰治美術館で「絵画キルト展」が開かれている。昨年3月に81歳で亡くなった同市の画家、原田泰治さんの絵画を布と糸で再現するコンテストの終了を惜しみ、歴代受賞者の中から卓越した技術と表現力を持つ3人に焦点を当てて紹介。一針ずつ心を込めて縫い上げたぬくもりあふれる作品18点が並ぶ。来年4月7日まで。

展示したのは、最優秀賞に3回輝き、殿堂入りを果たした滝澤きみ子さん=群馬県吾妻郡嬬恋村=、ともに多くの受賞歴を持つ小川厚子さん=福岡県筑紫野市=と、脇澤眞樹子さん=富山市=。

最高賞の作品は計6点。滝澤さんの「セントラルパーク」は、小さな布部分まで糸が見えないように縫い留め、細部まで丁寧に作り込まれている。小川さんは高度なミシンの技術で細かな石垣、空のグラデーションまで再現した「夜桜」を展示。脇澤さんは縁にステッチを施す独自のスタイルを確立し、絵画の世界を表現した「苗床」がある。会場では、原田さんの原画3点と合わせて飾っている。

学芸員の岩波亜季子さんは「長年にわたり技術を磨き上げてきた受賞者の軌跡をたどる作品展。それぞれのふるさとへの思いやストーリーを感じながら見てほしい」と話す。

コンテストは、キルト愛好家の「原田さんの絵をキルトにしたい」との熱い要望に応え、2004年から始まった。原田さんの他界により、20年の15回を最後に終了。これまでに全国各地の愛好家570人余から約1150点の応募があった。

午前9時~午後5時。月曜(祝日は開館)と28日~来年元日は休館。入館料は大人840円、障がい者と中高校生は410円、小学生200円。問い合わせは同館(電話0266・54・1881)へ。

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