国宝土偶と黒曜石 縄文どんぐりカフェが絵本

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絵本「2つの国宝土偶と黒曜石」を完成させた縄文どんぐりカフェのメンバーら

茅野市の市民グループ「縄文どんぐりカフェ」(鵜飼恭子代表、1人)は、同市内で出土した二つの国宝土偶の価値を伝えようと絵本「2つの国宝土偶と黒曜石」を製作した。「縄文のビーナス」「仮面の女神」と黒曜石との関係を題材に、縄文文化を育んだ八ケ岳山麓の豊かな自然環境の魅力を紹介している。

2018年に発足した同会は、食を通して縄文時代の暮らしを身近に感じてもらおうと、パン作り教室などを行っている。活動の中で国宝土偶を分かりやすく伝える手段として、絵本の製作を決定。県の地域発元気づくり支援金を活用した。

文章は鵜飼代表、絵は会員でイラストレーターの小林美里さんが担当。市縄文プロジェクト実行市民会議縄文を識(し)る部会員で「縄文かるた」製作に関わった小林喜久一さんが編集を行い、市尖石縄文考古館元館長の鵜飼幸雄さんが監修した。

絵本では、縄文時代に霧ケ峰で採れた黒曜石を求めて人や物が集まった状況など、二つの国宝土偶が誕生した背景をカラフルなイラストとともに紹介している。

鵜飼代表(65)=茅野市=は「国宝土偶が二つもあることに注目した。人が集まり、文化力が高まった八ケ岳周辺の環境の素晴らしさを、かわいいイラストと文章で知ってもらいたい」と話している。

A5判24ページで、300部製作。諏訪地方6市町村の図書館や茅野市内小中学校などに寄贈する。5日からは尖石縄文考古館売店で1冊1000円(税別)で販売する。絵本完成を記念して来年1月8日午後1時から、講演会「縄文のビーナスを語る」を茅野市民館で開く。

問い合わせは同会事務局(電話090・8747・5125)へ。

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