しめ縄奉納、子と孫と 諏訪大社上社奉献会

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縄をより合わせ、しめ縄作りに取り組む参加者たち

諏訪大社上社注連縄奉献会(守屋幹彦会長)は3日、新しいしめ縄6本を諏訪市の上社本宮駐車場で作り、上社に奉納した。地元の同市神宮寺、茅野市の高部、安国寺小町屋の3地区の氏子約150人が参加。軽トラックの荷台に置いた独自の器具「より車」を使うなどして、複数のしめ縄をより合わせ、本宮と前宮(茅野市宮川)の鳥居に取り付けた。

1992年から続く恒例の作業で毎年12月初週の日曜に行っている。同会創立メンバーで、作業前の木やりで伸びやかな声を響かせた笠原雅男さん(81)=神宮寺=によると、かつて大社の鳥居にはしめ縄が付いていなかったことから、3地区の青年有志で奉献をしようと始めたという。

立ち上げ当初の仲間の子どもや孫が作業に交じる様子に笠原さんは目を細め、「続くということは大切なこと。次世代に技術や文化を継承できれば」と語る。しめ縄は、御柱祭で御柱を曳く元綱と同様の作り方であるため、他地区からの見学者もいるという。

しめ縄の長さは18~32メートル。参加者たちは「よいさ、よいさ」などの掛け声でタイミングを合わせ、100本前後の縄を丁寧により合わせた。雪のちらつく中での作業となったが、途中に温かいおでんが振る舞われ、一同は体を温めながら取り組んだ。

守屋会長(64)は「今年は世界では戦争などいろいろな出来事があった」と振り返り、「来年は穏やかな年になれば」と願った。

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