角寒天作り始まる 干し場”冬の風物詩”

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今季最初の天出し作業に精を出す従業員=茅野市宮川の五味喜一商店

諏訪地方の冬の寒さを生かした特産の角寒天作りが茅野市内で始まった。寒天工場が集まる宮川地区の五味喜一商店では7日から、生天を屋外で寒風にさらす「天出し」作業を開始。来年2月まで、田んぼにわらを敷いた干し場で”冬の風物詩”が広がる。

原料となるテングサを、前日のうちに大釜で煮溶かし、濾した液をもろぶたと呼ぶ箱に流し込んで固めたものが生天。細長い角状に切って干し台に並べていく。伝統の手法が受け継がれ、凍ったり、解けたりを繰り返して水分が抜け、2週間ほどで天然の角寒天が出来上がる。

同商店の五味昌彦さん(65)は「この辺は川風が吹く場所で今朝も気温が零度を下回った。気候の不安要素はあるが、過去の経験からいけると判断し昨年より1週早めた。健康食品としてのニーズは続く。限られた期間、冷え込みに期待し品質の良い寒天を作りたい」と話していた。計70万本の生産を見込む。

県寒天水産加工業協同組合によると、今季は9工場が稼働。多くが今月中旬から作業を開始する予定。

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