上伊那の24年産米生産 目安2万6374トン

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県上伊那地域振興局やJA上伊那、管内市町村などでつくる県農業再生協議会上伊那地方部は8日、伊那市の県伊那合同庁舎で総会を開き、2024年産主食用米の生産数量目安値を決めた。上伊那8市町村の生産数量目安値は前年比100・2%の2万6374トン。コロナ禍の影響が緩和したことで持ち越し在庫量が減少傾向にあり、23年産と同規模の作付け転換を図ることで主食用米の需給は均衡すると見込んでいる。

県の23年産主食用米の需給調整では加工用米、麦、大豆といった戦略作物の作付け拡大などを進め、作付面積(9月末現在)は前年を582ヘクタール下回る2万8481ヘクタールとなった。生産数量の目安値に対する作付け実績では200ヘクタールの作付け超過。佐久市、立科町、東御市を除く地域では目安値内の生産にとどまった。

上伊那地域の23年産主食用米作付面積(9月末現在)は4096ヘクタール。目安値を45ヘクタール下回っており、全市町村で目安値内の適正生産を行うことができたという。

24年産主食用米の生産数量目安値は、23年産の目安値に生産量の前年対比を乗じて算定。コロナ禍の影響緩和で減少傾向にある持ち越し在庫分は反映せず、全県の24年産数量の目安値は前年比2トン減の17万6705トンとしている。

上伊那地域の24年産数量の目安値は同比60トン増、作付面積は13ヘクタール増の4101ヘクタール。生産数量では全市町村で前年を0・2~0・3%上回っている。総会で布山澄上伊那地域振興局長は「需要に応じた主食用米の適正生産をいっそう推進することが重要。農家一人一人に理解いただけるよう関係者と連携して取り組んでいきたい」と述べた。

25年産以降の目安値について、県農業再生協議会は「国や県の情勢を注視し、産地が主体的に需要に応じた生産と水田の活用を行えるよう新たな目安値の算定ルール方法を検討する」としている。

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