「維者舎」の新酒完成 あすから販売

LINEで送る
Pocket

純米吟醸生原酒「維者舎」の新酒の完成を喜ぶ「横山維者舎」のメンバーと宮島敏社長=伊那市横山の春日社

伊那市横山の住民グループ「横山維者舎」が育てた酒米の美山錦を使って、信濃錦蔵元の宮島酒店(同市)が仕込んだ純米吟醸生原酒「維者舎」の新酒が完成した。「甘酸っぱくてジューシーな味」に仕上がった。両者が、酒を通じて地元の自然の豊かさをPRし地域活性化につなげようと取り組み、今年で5年目。着実に増加するファンたちの「期待に応えられる出来栄えだ」と胸を張った。

同グループは、農薬の使用をできる限り控え、手作業で田んぼの草取りを行っている。今年は田んぼ3枚計37アールで酒米を栽培し、前年を大幅に上回る約2.5トンを収穫。今秋、乾燥を経て精米歩合50%で仕込んだ。1升瓶(1.8リットル)換算で約1100本製造し、うち6割ほどを生原酒として出荷する。

9日に地元の春日社に新酒を奉納。新酒を口にした同グループの中村静男舎長(77)は「雑草取りなどで苦労した分だけ、感慨深い。米の収量も増え、酒も上質で、万々歳だ」と笑顔。同酒店の宮島敏社長(61)は「猛暑の影響で米が硬めだったため、甘みを出すように工夫した。上々の出来栄え」と述べた。

11日から、市内の酒販店などで販売する。価格は税込みで1.8リットル瓶が3560円、720ミリリットル瓶が1780円。

おすすめ情報

PAGE TOP