2023年12月12日付

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東京都杉並区高円寺の氷川神社境内にある「気象神社」は、日本で唯一の気象の神社という。もともとは1944年4月に旧陸軍気象部(同区馬橋地区)構内に造営された▼軍にとって気象条件は戦略、作戦を講じる大事な要素であり、科学的根拠に基づいた予報がされていたが、予報的中を願う気象観測員の心のよりどころとされていたという。戦後、神道指令で撤去されるはずだったが、調査から漏れ、氷川神社に遷座された(ホームページより)▼その気象神社で3日、「今年の天気を表す漢字」が発表された。日本気象協会に所属する気象予報士118人への調査で第1位に選ばれたのは「暑」だった。記録的猛暑といわれた今夏。とにかく暑かった。それに尽きるだろう。2位は「猛」。各地で猛暑日日数の最多記録を更新するなど猛暑が収まらなかったことが理由。3位は「酷」。長すぎる残暑が酷すぎたからという▼4位は「長」と「異」となった。長期にわたる高温や季節の進み方など例年と大きく異なっていたことが理由に挙がった。結局、トップ5はすべて暑さに関連する漢字が占める形になった。やはり異例の暑さだったということだろう▼7月には国連事務総長が「地球沸騰化時代」と発言。温暖化への強い危機感が示された。そんな1年ももうすぐ終わる。「喉元過ぎれば―」で終わらせず、一層の温暖化防止に取り組む必要がある。

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