2023年12月15日付

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来年度の税制改正に向けた議論が加速し、ちまたでは税に対する関心が高まっているようだ。消費税率アップなどの税に関する大きな出来事がなかったにもかかわらず、今年を表す漢字一字に税が選ばれたことを考えれば、それだけ国民の関心は強いと言える▼個人的に税制は「アメとムチ」政策が取られている気がする。どこかを上げれば目をそらすかのようにどこかを少しばかり下げる。現在も物価高騰対策で一人あたり4万円程度、所得税等の定額減税が検討される一方、膨らむ防衛費の財源として加熱式たばこの増税が検討されている▼日本の税は約50種類あるとされ、全てを把握している人は少ないだろう。収入があれば税を納め、購入したり販売しても税はかかる。何かをもらったり贈ったりしても納税が必要なこともある。日本で生活するには、税は付いて回るのだ▼日本国民は、生存権と教育を受ける権利、参政権の三大権利を有している。一方、納税は教育、労働と並ぶ国民に課せられた三大義務の一つ。我々が暮らす日本社会は国民の税金で成り立っているのは周知のごとく▼現在、国会議員の税金滞納や裏金問題に揺れており、「税を語る前にやることがあるだろう」と国民から怒りの声が漏れるのは当然。しかし税金を正しく使ってもらうためには、我々は何も言わず何も考えずに納税する無知な国民であってはならないのだ。

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