黒曜石題材に紙芝居 下諏訪町立図書館に展示

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紙芝居「キラリと光るおてんとさまのかけら」を制作した下諏訪町社会教育委員会の皆さん。原画展が下諏訪町立図書館で開かれている

下諏訪町社会教育委員会は、町内の東俣国有林内に位置する国史跡「星ケ塔黒曜石原産地遺跡(星ケ塔遺跡)」を題材にしたオリジナル紙芝居「キラリと光るおてんとさまのかけら」を完成させた。子どもたちに”下諏訪の宝”である星ケ塔遺跡と黒曜石についてもっと知ってほしい-と制作。少年と少女が縄文時代にタイムスリップし、縄文人と交流しながら縄文の文化や暮らしを学ぶ物語。原画を下諏訪町立図書館で28日まで展示している。

委員会では3年前、同遺跡を題材にどんな学びをすれば自分たちの地域に誇りを持てる物語を創り出せるか-をテーマに、学びのかたちを模索。昨年冬頃からは「紙芝居プロジェクト」を立ち上げ、遺跡の魅力を伝える物語について話し合いを重ねた。9月に完成し、県の社会教育研究大会で発表し、10月には町立図書館の図書館まつりで披露した。上演時間は15分ほどで、紙芝居の語りや配役、効果音なども委員が担った。

紙芝居は14枚で構成。ストーリーはみんなで出し合ったアイデアを委員の依田秀人さん(63)=同町東町中=がシナリオにまとめた。主人公は小学3、4年生くらいに設定し、「子どもたちは好奇心を刺激すると動く。紙芝居をきっかけに自分たちで地域の良さをつかんでほしい」と期待する。

絵を担当した委員の黒澤玲子さん(65)=同町町屋敷=は遺跡の現地見学をはじめ、長和町の黒曜石ミュージアムや各種資料、専門家のアドバイスなどを基に縄文人の暮らしぶりを絵で再現。黒曜石の一部に銀紙を貼り、輝きも強調した。「黒曜石は透明な美しさとともに縄文時代には刀として大事にされていた。ロマンあふれる場『星ケ塔遺跡』に興味を持ってほしい」と絵に込めた思いを語る。

委員会では今後、紙芝居を広く子どもたちに披露していく計画。委員長の篠遠良子さん(65)=同町新町下=は「紙芝居を通して子どもたちに星ケ塔遺跡について知ってもらい、次世代に文化として引き継ぎたい」と願っている。

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