支援充実 諏訪でユニバーサルウエディングを

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「諦めなくて良かった」。祝福花火を鑑賞後、支援スタッフと語らう新婦(左から3人目)と新郎(右)

身体に不安があっても安心して開催、参加できる結婚式「ユニバーサルウエディング」の推進に向けた取り組みが諏訪市の上諏訪温泉を中心に進んでいる。同市と大手旅行会社を傘下に持つKNT―CTホールディングス(東京都)、諏訪湖温泉旅館協同組合(同市)、障がいの有無にかかわらず誰もが楽しめる旅を支援する「ユニバーサルサポートすわ」(茅野市)などが他地域との差別化に向けて連携して取り組んでいる。

今年度は観光庁の補助事業を活用し、商品企画、ユニバーサルウエディングに携わる関係機関との調整、モニター調査などに取り組んできた。諏訪地域は諏訪大社をはじめとする伝統文化、温泉や自然景観などの観光資源があり、公的な補助金を活用しながらバリアフリー化に取り組んできた宿泊施設では挙式や披露宴が可能。ユニバーサルサポートすわのような専門的な支援実績が豊富な事業者が地域にあるなど受け入れ体制で他地域にはない強みがある。

13日には、神奈川県在住で「ねむりさくら」の名で活動している車いす利用者のユーチューバーの女性(26)が夫(42)と結婚式を挙げる場所として選んだ諏訪地域で挙式に臨んだ。下諏訪町の諏訪大社下社秋宮で結婚式を行い、諏訪市湖岸通りのホテル鷺乃湯でセレモニー。茅野市郊外の白樺湖に移動し、白樺リゾート池の平ホテル(北佐久郡立科町)のデッキから2人のために打ち上げられた祝福花火を鑑賞した。

女性は「夢のような1日を過ごすことができた。たくさんの方のサポートを受け、安心して結婚式に臨めたし、感動できた。結婚式を諦めなくて本当に良かった」と大喜び。夫は「介助などの課題からいろいろなことを制限するかたちではなく、私たちの思いを実現するかたちでたくさんの支援をしてくれた。これ以上ない結婚式になった」と感謝していた。

ユニバーサルサポートすわの牛山玲子代表(61)は「人生にとっての大きな節目である結婚式。障がいや高齢で身体的に不安があり、式を挙げたり、参加したりすることを諦めていた人が『諏訪なら諦めなくていい』というふうに思ってもらえる場所でありたい」と話していた。

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