公立保育園13園を6園に再編 諏訪市が方針

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公立保育園の現状と将来像について意見を交わす委員たち

諏訪市は22日、保育所専門委員会を市役所で開き、将来的に公立保育園13園を6園に再編統合する方針を示した。少子化が急速に進展する中、小学校区ごとに1カ所配置し、”保育の最適化”を図る狙い。時点を区切らず合意形成を最優先として、来年3月から6小学校区で対話集会を開き、保護者ら若者世代や地域住民と意見交換を始める。1~2月には0歳から就学前の子ども約2000人の保護者を対象に保育や子育てに関するニーズ調査も行う。

少子化や保育ニーズの多様化、施設の老朽化に対応して、保育所の適正配置や民間活力の活用、子どもが健やかに育ち合う環境整備を目指す計画「ひろがる笑顔ゆめ保育所プラン」の一環。再編統合の枠組みは、2020年3月の策定時には示していなかったが、今回の時点更新(プラン改訂)で「将来的に目指す公立保育所の姿」として明記した。

公立園は現在、「上諏訪小区」に片羽、角間川、城北の3園、「城南小区」に城南、渋崎の2園、「四賀小区」に四賀、神戸、赤沼の3園、「中洲小区」に中洲、きみいちの2園、「豊田小区」に豊田、文出の2園、「湖南小区」にこなみの1園がある。市は私立の保育園、幼稚園の配置状況も踏まえ、再編統合を進めていく考えだ。

プランは、園児数おおむね30人の適正規模を維持できていない、近い将来維持できない可能性が高い場合、保育最適化を推進するとしている。1日現在、城北(園児数15人)と渋崎(26人)、文出(30人)の3園が30人以下となっている。

専門委では、11月の保育園保護者会連合会(市連)と市長の懇談会で出た保護者の声が報告され、「休廃園は1、2年前に報告して」と早期公表を求める意見があった。市連代表の委員は、コロナ禍を理由にプランが3年余り停滞したことに疑問を呈し、保護者の声を代弁して「園児数が少なく保護者会の役員選出や行事が成り立たない。(市長に)要望や危機感が届いているのか不安」と訴えた。

このほか、園児数が少ない保育園については「早急に検討を進めるべきだ」といった指摘があった。「なぜ小学校区1園こだわるのか」「車を使うので生活圏は広い。豊田湖南、中洲四賀、上諏訪の3園に集約し、大規模園にしてはどうか」「0~6歳は大事な時期。特色のある6園にして」などの意見が相次いだ。

市こども課は「柔軟性を持って対応するが、学校へのつながりを大切にしたい。拠点化することで機能も充実する。未来に向かって改めて力を入れて取り組む」と理解を求めた。専門委の関隆雄委員長は「危機感とスピード感を持って進めていく必要がある」と強調した。

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