アシュラ時計工房「万葉時計」に最上級モデル

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シリーズ最上級モデルの「万葉時計H1 Masterpiece(エイチワン・マスターピース)」

高級宝飾時計のアシュラ時計工房主宰の平林隆さん(67)=諏訪市豊田=は22日、日本最古の書・古事記から引いた和歌を題材に伝統技で彫金した腕時計「万葉時計H1 Masterpiece(エイチワン・マスターピース)」を発表した。10年ほど前から手掛ける「万葉時計」シリーズの16作目で、最上級モデルという。

精工舎(現セイコーエプソン)で時計制作を手掛けて33年前に独立。和の歴史と文化、技術、歴史にこだわり、「世界市場で勝負できる唯一無二の作品」を目指して10年ほど前からシリーズ作品を開発、制作している。

今回は古代史上の伝説的英雄、倭建命(ヤマトタケルノミコト)の辞世歌「倭は国のまほろば たたなづく 青垣 山隠れる倭しうるはし」を作品のベースにし、青々とした山が重なり合い、日に輝くさまを得意の唐草文様の彫刻、盤面外周(ベゼル)を取り巻く24石のダイヤモンドで表現した。

一般的に日付が表示される窓に和歌が1日1文字ずつ表れ、1カ月で完結するシリーズの特色を踏襲。「直径4センチの小さな世界に日本千年の歴史への思いを込めた。優美で味わい深い情緒を追求した」(平林さん)とする。厚さ0・4ミリの薄い盤面は彫刻を施すと板が反るため、繊細な作業に労したという。

駆動(ムーブメント)は既製を利用しつつも、一部を彫金装飾のオリジナルに改変した。「100年後も残る名作になれば」という自信作だ。

18金ホワイトゴールド、手巻き兼自動巻き、両面ともサファイヤガラスを使用。バンドはオーストリッチ(ダチョウ革)製。総重量104グラム、販売価格1200万円。

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