「理想的環境」 茅野市金沢小に朝の読書大賞

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副賞や表彰状などを手にする、左から三澤校長、平澤司書教諭、正副図書委員長ら

茅野市金沢小学校(三澤ゆり校長、児童100人)が、第16回「朝の読書大賞」(高橋松之助記念顕彰財団主催)を受賞した。朝の10分間の読書を24年継続していることや、「調べ学習」や「家庭読書の日」の定着、児童も積極的に関わり図書館のにぎわいを生み出すなど、読書推進の功績が認められた。

同賞は、文字・活字文化振興に関する顕彰事業として2007年に創設され、今年は全国で3校が選ばれた。県内の受賞は14年の同市永明小に続き3校目。

金沢小の受賞理由については「『読書は教育の核である』」という自治体の強力な読書・図書館推進のもと、学校、地域、家庭が一体となった理想的な環境を整え、読書活動を行っている」と評価された。

市内全小中学校では学校長が学校図書館長となり、考える力を向上させる図書館経営を推進。金沢小では、子どもたちが朝読書の時間をとても楽しみにしていて、職員も自分が選んだ本を一緒に読み、皆で読書に浸って心穏やかに一日が始まる。

今年度は司書教諭が図書館を活用した授業に入り、情報リテラシーに関わる内容や、教科を横断的に調べることも指導。図書館が校舎の端にあり児童の足が向きにくいことから、司書らが図書館に向かう廊下を楽しい掲示にし、本の表紙を見せて飾る本棚を作るなど読書意欲を高める工夫もした。

図書委員会は春の読書旬間に「かさじぞう」の本を紹介するオリジナル劇を作り、次は正月のテーマで本を見つけるビンゴ(三角くじ付き)も計画している。図書委員長は「すごい賞をもらってうれしい。大勢が来る楽しい図書館にしたい」と喜ぶ。

三澤校長と平澤洋子司書教諭は「地域の読書ボランティアや家庭の理解と協力もあっての受賞。これからも『ことばとこころを育てる読書』に取り組んでいきたい」と話していた。

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