諏訪五蔵の新酒 「あずさ」で秋葉原へ

LINEで送る
Pocket

JR上諏訪駅ホームで特急あずさに積み込まれる「諏訪五蔵」の新酒。東京・秋葉原駅のショップで販売した

JR上諏訪駅(諏訪市)は26日、JR東日本グループ会社や市内の酒造5社(諏訪五蔵)と連携し、五蔵の新酒を特急あずさで輸送して東京・秋葉原駅で即日販売する取り組みを試行した。同グループは列車による荷物輸送サービスを手掛けているが、始発駅から終着駅までの輸送を基本としており、途中停車駅から行うのは珍しい。秋葉原駅の地産品ショップ「のもの」で正午頃から午後9時まで売り出し、諏訪の地酒や諏訪エリアの魅力を首都圏に発信した。

五蔵自慢の新酒(720ミリリットル瓶)計72本が上諏訪駅に集まり、午前8時35分発東京行きの特急あずさに”乗車”した。停車時間は約1分間で、JR関係者が連係プレーで速やかに車内へ積んだ。五蔵のメンバーもホームに駆け付け、両手を振って見送った。

箱山真樹上諏訪駅長が「諏訪のブランドを首都圏で発信したい」と五蔵に提案。日本酒の需要が高まる年末に日程を合わせ、自らも秋葉原駅に出向いて店頭で売り込みの声を響かせた。五蔵は今回のために「諏訪五蔵」の名を入れた特製ラベルを用意し、心意気と一体感を示した。

真澄蔵元の宮坂醸造(同市元町)は試飲コーナーも設けた。上諏訪駅ホームで特急を見送った営業部の塩野崎樹さん(34)は「出来たて、フレッシュな諏訪五蔵の新酒を楽しんでほしい。五蔵がそろって首都圏でPRできるのは大きい」。箱山駅長は「諏訪五蔵を知ってもらい、今度は列車の旅で諏訪を訪れてくれたら。五蔵と話し合って定期的に行うことも考えたい」と話した。

荷物輸送サービス「はこビュン」の県内事例では、長野駅発の新幹線あさまを使って長野地域のリンゴやブドウを東京駅で、松本駅発の特急あずさを活用してワサビなど安曇野市産の農産物を新宿駅で販売したことがある。

おすすめ情報

PAGE TOP