2023年12月28日付

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ごみの処理、撤去は本当に難しいのだと身に染みて感じさせられた。事務所の閉鎖に伴いごみを撤去したのだが、40年ほど前から入居していた場所だけに、ごみの中には30年以上前の骨董品(こっとうひん)のような品も。処分は骨の折れる作業だった▼ごみの中からは写真電送機や写真引き伸ばし機、ブラウン管テレビにポケベルなど昭和や平成初期の懐かしい遺物がごろごろ出現。一つ一つ確認しているうちに「次は何が出るのやら」と楽しい気分にもなったのだが▼しかし、いざ処分しようとすると話は別。特に薬品処理には頭を悩ませた。フィルムや印画紙の現像液、または定着液であることは間違いないが、ポリタンクに入った液体がどちらなのか区別がつかず、処分するためには何の液か特定する必要が。成分分析には10万円はかかる-と業者に告げられた▼最近、東京二十三区清掃一部事務組合の粗大ごみ破砕処理施設で火災が発生し、粗大ごみの処理ができなくなった。原因は、ごみに紛れていたリチウムイオン電池だったという。他にも可燃性ガスが残ったままのスプレー缶が原因で、ごみ収集車が火災を起こすケースが全国で多発しているという▼ごみを処分するにもお金が必要な時代。大量生産、大量消費のつけなのだろうか。ごみ出しルールは自治体によって異なることも頭に置き、何かものを買うときにはごみ処理のことまで考える必要すら感じている。

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