公共交通再編へ住民説明会 原村

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原村は25日夜、来年2月に始まる村内公共交通の再編に向けた住民説明会を村役場で開いた。22人が参加。2月からの朝夕の村内循環バス「通学通勤支援便」のダイヤとルート改正を受けて、村内から近い富士見町のJRすずらんの里駅でバスから電車に乗り換える際の待ち時間が増えたり、同駅に向かう便が減ったりするため、見直しを求める声が相次いだ。

来年2月からは村内循環バス「セロリン号」を廃止し、日中は利用者の予約に応じて走るデマンドバス「のらざあ」2台、茅野市のJR茅野駅と村内を結ぶ「穴山・原村線」1台の計3台を運行。朝夕は実証運行として来年2月から再来年3月まで、学校から自宅が遠い小中学生専用の「通学臨時便」を廃止し、同支援便2台に1本化する。

同支援便は現在2台で1日12便を運行し、1日平均22.7人が利用。実証運行では17便に増やし、26~28人乗りと14人乗りの2台が走る。従来の停留所に加え、朝に限って長年要望のあった富士見高校と近くのJR富士見駅まで延伸。運賃は変わらないが、通学で使う小中学生は無料にする方針だ。

夕方のダイヤは小中学生が臨時便と同じように午後5時ごろに同校近くを出発できるよう、すずらんの里駅の到着が最大30分遅れる。これにより同駅で電車からバスに乗り換える乗客の待ち時間が最大53分に延びるという。朝は富士見高校や富士見駅まで延伸する影響で同駅に向かう便が3便から1便に減る。

■高校生ら駅利用者から改善要望

別荘地に住む高校2年の男子生徒は毎朝の登校と週3日ほどの下校でバスを利用する。下校時にJR上諏訪駅方面から乗ってすずらんの里駅で降りると、バス出発までに従来は最大15分待ったが、最大36分となる。同駅には待合室がないため「寒くなってきたら待ちたくない」、母親は「仕事で迎えに行けないときがある。暗いところで待たせるのが心配」と話した。

中学1年と高校1年の母親は「保護者が駅まで送迎している高校生も便利になれば本当は使いたい。潜在的ニーズを調べて」と求めた。

■膨れ上がる運行費、財政負担を懸念

村によると、昨年度の公共交通の運賃収入は306万円、運行費の赤字補てんは1989万円で赤字が膨らんでいる。ただ、同支援便に小中学生が乗れるよう改正すれば、国の地方交付税措置で1台につき約600万円を確保できる見通しになるという。

村田舎暮らし推進係は「経費を抑えながら路線を存続させる必要があり、不便になる部分もある」と理解を求め、「実証運行しながらできる限り適正化したい」とした。

のらざあについては、すずらんの里駅への運行や高校生割引の導入を求める声があった。説明会は1月11日午前10時~、21日午前10時~と午後1時~にも村役場で開く。誰でも予約不要で参加できる。

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