アクセス向上 中央道2スマートIC建設進む

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中央道の小黒川パーキングエリア(伊那市)と駒ケ岳サービスエリア(駒ケ根市)に整備するスマートインターチェンジ(IC)の建設工事が進んでいる。自動料金収受システム(ETC)専用のICで、小黒川は今年9月末、駒ケ岳は2018年3月の供用開始を予定。高速道路の利便性向上に加え、2027年開業を目指すリニア中央新幹線県内駅とのアクセス機能強化など新時代の高速交通を見据え、観光振興や地域活性化につなげる考えだ。

小黒川スマートICは県内の中央道で初となる見通しで、昨年8月起工。1日当たりの利用台数は上下線で計1600台を見込む。事業費は約14億8000万円。うち約4億円を市が負担し、接続道路などを整備する。

富士塚グラウンド北側の広域防災拠点に近接し、災害時の救援活動や物資輸送に対応。観桜期には高遠城址公園を訪れる車の渋滞解消や観光地までの時間短縮による観光客増を見込むほか、市内工業団地への利便性が高まることで企業誘致や雇用創出につなげたい考えだ。

伊那ICと合わせ、市街地中心部のほとんどが中央道まで3キロ圏内となり、高速道路へのアクセス環境が向上。飯田市上郷飯沼付近に整備されるリニア県内駅とのアクセス機能強化により大都市圏への所要時間が大幅に短縮され、企業や観光客誘致のほか、定住人口の増加につながることも期待されている。

駒ケ根市福岡区と南割区にまたがる中央道駒ケ岳サービスエリアでは昨年9月10日、駒ケ岳スマートICの建設工事に着手した。利便性の向上により企業誘致や観光振興、リニア中央新幹線駅へのアクセス強化を図る狙いがある。

駒ケ岳スマートICは24時間運用で、中央道上り線側のSAからは市道南割中田切線に、下り線側は市道琴ケ沢線にそれぞれ接続する計画。市都市整備課によると、1日当たりの利用台数は上下線合わせて1600台を見込む。総事業費は約15億4000万円。このうち約2億1000万円を市が負担し、市道への接続道路などを整備する。

市では利便性の向上により、企業進出・集積の促進や地域産業の発展、周遊型観光の形成といった効果を期待。杉本幸治市長は「食品関係を中心とした工場を誘致し、飯島町とも連携しながら、工業と観光の両面で発展できれば」と話している。

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