岐阜県下呂市と災害時応援協定 伊那市

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協定書や両市の記念品を手に撮影に臨む白鳥孝伊那市長(右から2人目)、山内登下呂市長(同3人目)ら関係者

伊那市と岐阜県下呂市は27日、災害時相互応援協定の調印式を伊那市役所で開いた。地理的に離れていて同時被災のリスクが低く、隣県のため職員や物資の移動に負担が少ないという利点を生かして遠隔地連携による迅速な支援体制の構築を目指す。下呂市の山内登市長らが伊那市を訪れ、白鳥孝市長と共に署名した。

下呂市は岐阜県の中東部に位置し、東側で長野県と接する。一級河川の飛騨川が流れ、御嶽山などの山々がそびえる自然豊かな地域。観光地の下呂温泉などがある。

下呂市は災害時に連携する自治体を模索する中、距離が適度に離れていて同時被災の可能性が低く、一方で一級河川や標高の高い山を抱えるなど防災面で考えるべき自然環境に共通点の多い伊那市に協定を打診した。伊那市も隣県という観点から物資や職員の移動負担が少ないなどの要素に賛同。共通する自然環境から災害時対応に類似点がある下呂市と経験の共有も図る。

また両市はそれぞれ愛知県知立市との間にも協定を結んでいて、将来的な3者間での連携も視野に入れる。

協定内容は▽医療や防疫、施設復旧などに必要な物資や機材、車両の提供▽生活物資などの提供▽応援に必要な職員の派遣▽災害救助ボランティアのあっせんなど。伊那市側が同様の協定を結ぶのは89例目で、市独自に自治体間で結ぶのは3例目になる。

調印式では、両市の記念品も交換。伊那市からは経木でつくった桜の置物、下呂市からは合格祈願などに人気というヒノキ製の「かなうわバット」をそれぞれ用意した。

両市長は「互いに助け合う関係ができたことをうれしく思う。協定を契機に防災減災の取り組みを共有するなどして、平時からのつながりを深めたい」「何かあった時に助け合う関係の構築は心強い。(伊那市の)あらゆるジャンルでの先進的な取り組みは大変参考になる」と話していた。

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