六花フードサービス 高校の校内販売終了

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下諏訪向陽高校の生徒から感謝の花束と寄せ書きを受け取った増澤とみ子さん(左)と研一さん

高校生に安くておいしい昼食を―。長年、諏訪地方の高校で昼休みに弁当や総菜を販売してきた六花(りっか)フードサービス(下諏訪町武居北)が、年内で校内販売を全て終了した。残り1校となっていた下諏訪向陽高校(同町)での最後の販売を27日に行い、終了後には、生徒たちから社長の増澤とみ子さん(76)と調理を担当する夫の研一さん(79)に感謝の花束と寄せ書きが贈られた。

同社は20年ほど前に下諏訪向陽高での校内販売を始め、その後間もなく岡谷工業高(岡谷市)でも開始。10年ほど前からは諏訪実業高(諏訪市)でも販売してきた。

高校生でも気軽に買えるように弁当は1個350円、唐揚げやコロッケなどの総菜は1パック100円で販売。最初の頃は弁当が人気だったが、次第に家から弁当を持参する生徒が増え、近年はおかずとしての総菜が喜ばれたという。生徒たちのため、原材料費高騰などの影響もある中、メニューを工夫して変わらない値段で続けてきた。

しかし、2人の年齢や研一さんが体調を崩したことなどを考慮し、負担を減らすために校内販売の終了を決定。諏訪実業高は1学期末の7月、岡谷工業高は今月中旬で販売を終了した。

向陽高での最後の日には多くの生徒が集まり、名残惜しそうに購入していた。親しみやすい増澤夫妻との会話を楽しみにしていた生徒も多く、個人的にプレゼントを手渡したり、涙を見せたりする生徒もいた。花束と寄せ書きは生徒自治会が中心となって用意し、代表して唐澤蒼太会長が「今までおいしいお弁当や唐揚げを届けてくれてありがとうございました」と感謝を伝えた。

とみ子さんは「みんなにそう言ってもらえて、続けてきて本当に良かった。私たちも生徒と話をするのが活力だった」と話し、研一さんは「寂しいけど、通学路に店があるのでまた寄ってください」と明るく生徒に呼び掛けた。

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