新春彩る「和蘭」 茅野の渡邉さん栽培

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風流な和名を持つ「和蘭」を10種類育てている渡邉さん

風流な和名を持つ「和蘭」を10種類育てている渡邉さん

茅野市北山芹ケ沢のラン生産者、渡邉光洋さん(39)は、「和蘭」の栽培に励んでいる。種類ごとに「月の光」「初音」「高砂」など風流な和名がつき、約10種類、1万5000鉢余りを育てている。

渡邉さんによると、和蘭は東洋ランと洋ランを組み合わせた新品種で、関東以南の温暖な地域では庭植えも可能という。苗を植え替えながら2、3年かけて花が咲く直前まで育てて出荷する。1シーズンの出荷は約4000鉢。

和蘭との出合いは10年ほど前の「世界らん展」。色や形は一見地味だが、個性が強く「飽きずに見ていられる」と魅了されたという。

同じころリーマンショックが起き、扱っていた洋ランが売れなくなった。東日本大震災を機にエネルギー問題がクローズアップされ、冬中は室温15度を維持する必要がある洋ラン栽培に負担を感じ始めた。室温5度で栽培できる和蘭の世界に思い切って飛び込んだ。

近くのビニールハウス1棟(約800平方メートル)で栽培している。暖房燃料は主に茅野市内の間伐材を使ったまきストーブを使い、環境にも配慮。出荷は10~3月で、冬場は多忙だ。

「わび、さびといった、日本人が持つ未完成の美意識を感じてほしい」と情熱を傾ける。

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