来年生誕130年の武井武雄 3都市で巡回展

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武井武雄の作品が収蔵されている岡谷市のイルフ童画館

来年は岡谷市出身の童画家、武井武雄(1894~1983年)の生誕130周年に当たる。これを受け、岡谷市のイルフ童画館では、「武井武雄巡回展(仮称)」を東京都など3カ所で予定している。巡回展は生誕120周年に次いで10年ぶり。反戦や平和を訴え、子どもに寄り添った武井の作品が多くの人たちの目に触れる。

武井は諏訪郡平野村(現岡谷市)西堀に生まれ、県立諏訪中学校(現諏訪清陵高校)卒業後、単身上京。東京美術学校(現東京芸術大学)西洋画科卒業後、絵雑誌「子供之友」など子ども向きの絵を描き始め、絵雑誌「コドモノクニ」(東京社)を創刊。「子どもの心にふれる絵」の創造を目指して、自ら『童画』という言葉を生み出した。大正から昭和にかけて童画、版画、刊本作品、玩具やトランプのデザインなどさまざまな芸術分野で活躍し、童心を巧みに表現した独自の画風で童画界をリードした。

巡回展は目黒区美術館(東京都)、石川県立美術館(金沢市)、一宮市三岸節子記念美術館(愛知県)で開催予定。日程は調整中。イルフ童画館の山岸吉郎館長は「前回の巡回展は百貨店で開催し、武井武雄を多くの人に知ってもらうことが狙いだったが、今回は武井作品の素晴らしさを多くの人に知ってもらいたい」としている。

同館は館内設備工事のため1月19日まで長期休館中。1月20日からは版画家としても多くの作品を残している武井武雄の「版画展」を予定している。

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