酉の日本画特集展示 北澤美術館

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上村松篁の「鶏」をはじめ「酉」にちなんだ作品を並べた特集展示

上村松篁の「鶏」をはじめ「酉」にちなんだ作品を並べた特集展示

諏訪市の北澤美術館は、今年のえと「酉」にちなんだ日本画の特集展示「鶏・鳥」を2階日本画展示室で開いている。つがいの鶏を描いた上村松篁の「鶏」(2枚一対)や、ツルを題材にした杉山寧の「娑」など、同館が収蔵する6人の作家の作品9点を展示している。来年4月まで展示予定。

鳥の写生に強いこだわりを持っていたという上村は、自ら飼育をしながら対象を観察し作品を描いていたという。1981年制作の「鶏」はひな鳥を抱く雌鳥と、長い尾羽を持つ雄鳥が対をなしている。小林宏子学芸員は「温かな家族の語らいが聞こえてきそうな作品です」と解説する。

日本画の伝統的な主題であるツルをテーマにした杉山の「娑」(83年制作)は、2羽のツルが羽を広げて舞う様子を描いている。「卓越した描写力に加えて画面構成が緻密。愛を交わし合うかのように舞うツルはおおらかで躍動感にあふれている」と小林学芸員。

佐藤太清の「雪の朝」(81年作)は、雪をかぶったウメモドキにウソが群がる情景を絵にした。一面の銀世界の中、ウソののど元の桃色が彩りを添えている。

無休。冬季の営業時間は午前9時~午後5時。入館料大人1000円、中学生500円、小学生以下無料。問い合わせは同館(電話0266・58・6000)へ。

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