2024年1月5日付

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年が明け、4日が仕事始めという人も多かっただろう。年末年始は何かと慌ただしくあっという間に過ぎた印象。5日が始業式の学校もある。新しい1年が本格的に始まる▼正月を象徴する初詣やおせち料理。「書き初め」もその一つ。文字通り年が明けて初めて字などを書くことだが、新年の抱負や1年の目標を決めるという意味もある。一般的には1月2日。小学校では毛筆を習う3年生ごろから冬休みの宿題として出される。字が下手な私は苦労しながら何枚も書いた記憶がある▼思いがけないことが立て続けに起きた正月三が日だった。1日に石川県で最大震度7の能登半島地震があり、甚大な被害が発生。2日には東京都の羽田空港の滑走路上で、日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突する大事故が起きた。年頭に続けて起きた悲惨な出来事。亡くなられた方の無念さや遺族の悲しみ、被災者の心中を思うと胸が痛む▼これまでに小学生が書き初めで記した文字で思い浮かぶのは「ゆめ」「つよい心」「希望」…。分かりやすく、前向きな言葉が並ぶ。ただ、悲しみや苦しみを抱える今の被災地の人たちには酷かもしれない▼いつ起きるか分からない災害や事故。穏やかな日常は一瞬で奪われてしまう。それを痛感した年明けだった。決して人ごとではない。犠牲者の冥福と今も続く救助活動の進展を願いつつ、できることは何かを考えたい。

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