霧ケ峰・蛙原、花畑植生復元 15周年で記念誌

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霧ケ峰・蛙原の「花畑在来植生復元事業」の15周年記念誌を手にする小和田牧野農業協同組合の役員ら

諏訪市の小和田牧野農業協同組合(藤森聡一組合長)は、霧ケ峰・蛙原(げえろっぱら)の所有地で進める「花畑在来植生復元事業」の15周年記念誌を作った。未来を担う地元の児童生徒を交えて霧ケ峰産のニッコウキスゲの種から苗を育て、蛙原に植え戻す活動を中心に紹介。15年間の活動の経過や成果を一冊にまとめている。

シカの食害や温暖化などの影響で草原性植生が危機的な状況になったことを受け、2007年度に「霧ケ峰再開発チーム」を発足。以降、美しい霧ケ峰を次世代に-を合言葉に掲げ、蛙原の一角にシカよけネットを張ったり、里で種から育てたニッコウキスゲの苗を山に戻したりする活動を続けている。

記念誌はA4判フルカラー62ページ。県や諏訪市、静岡大学理学部の増澤武弘名誉教授=岡谷市出身=の支援と、地元小中学校の協力を得て復元に取り組んだ15年の歩みを紹介。在来植物が咲き誇る草原景観が次第に戻ってきた状況を伝えている。

地元の子どもたちとの活動を収めた写真を数多く収録しており、増澤名誉教授は「子どもたちを育てることも活動の大きなテーマ。写真は語る。これらの写真だけでもすごい記録」と評価。同チームの藤森順三チームリーダーも、学校教育と連携を図りながら活動を継続してきたことを大きな成果、意義として挙げている。

金子ゆかり市長、県諏訪地域振興局の宮原渉局長らの寄稿も掲載する。1000部作成し、組合員や関係機関、活動に参加している小学校や団体などに配布。市内でこのほど開いた記念講演会の来場者にも配った。

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