2024年1月6日付

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最大震度7を観測した能登半島地震は依然として被害の全容を把握するまでに至っていない。テレビの映像を見ると、石川県などでは道路の地割れや隆起、陥没が起きた箇所が数多く見受けられる。車両が向かえず、支援の手が届いていない地域もあると推測する。被害の甚大さをまざまざと示している▼道路網が寸断され、被災者の救助や災害派遣医療チーム(DMAT)の活動に影響を及ぼしている。避難所に運搬する救援物資の輸送も滞ってしまう。現地では、燃料などが不足しているという。7日以降、雪が降るとの天気予報も出ている。広い体育館などは底冷えする。何とか暖を取る方法を確保し、寒さをしのいでほしい▼道路と同様に交通インフラとして欠かせないのが橋だ。国土交通省のホームページによると、国内には約73万橋が存在する。1970年代に数多く建設され、建設後50年を経過する橋の割合は2032年度に約59%にまで急増する見通し▼諏訪や上伊那地方には河川に架かる橋が多くある。災害時に備えて迂回路は用意されていると思うが、橋が緊急時に使えるかどうかは大切なポイントになる▼ハード面の整備は一朝一夕にはできず、計画的に実施していくしかない。特に人口規模の小さい自治体は橋の管理を担当する技術者の人員が限られる。橋の改修は多額な費用も必要になる。国全体として改めて考えるべき課題だ。

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