稲わらで「秋一」綱打ち 下諏訪町四王地区

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諏訪大社御柱祭に向け、下諏訪町四王地区の「綱打ち」が11日、本格的に始まった。同地区は秋宮一之御柱の元綱(女綱)を作るのが慣例で、稲わらから仕上げる伝統の手法が特徴。この日は住民約120人が四王公園で作業をし、「せーの、よいさ」の掛け声とともに、重量感たっぷりの綱が姿を見せ始めた。

仕上げる元綱は直径約30センチ、長さ約34メートルで、重さは1トンにもなるという大きさ。わら数本をまとめた「こより」を、ロープを芯にしながら重ねて基本となる3本の綱を作り、最後に1本により上げる。ヒノキを組んだ専用のやぐらも使って豪快に作る。

使用するわらは、住民有志でつくる「四王藁の会」が区内の田んぼで育てた2年分の稲わら約3000束。草丈が長くて腰が強い品種「セキトリ」で、「上々の作柄でいい綱になりそう」という。

前回(2010年)は準備を含めて3日間の日程だったが、今回はさらにいい綱を打ちたいと、10日から準備作業を始め、13日まで4日間の日程とした。同地区御柱祭祭典委員長の山澤正守さん(75)は「先人の伝統を守った手法で、安全な曳行ができる立派な綱に仕上げたい」と話していた。

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